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Sony Urban Music Columbia の作品をテキストで紹介
Hard
ジャギド・エッジの4作目のアルバムとなる本作は、90年代初期のサウンドの復興を告げることになるかもしれない。
当時、R&Bのコーラス・グループがヒップ・ホップに手を染めることはあまりなく、たとえばボーイズ II メンのアップ・テンポなヒット・チューンを聴けば分かるとおり、ラップをごくわずかに取り入れる程度だった。<p> 本作『Hard』は、そんな90年代初期のサウンドに近い。ジャギド・エッジの故郷アトランタが生んだひとりのヒーロー(つまり、「Car Show」にゲスト参加しているアウトキャストのビッグ・ボーイ)に戦略的なオマージュが捧げられたり、このところ人気再燃中のノリのいいダンスホール・ナンバーを意識したナンバー(メジャー・ダメージという絶妙な名前のアーティストをフィーチャーした「Girls Gone Wild」)が用意されていたりするとはいえ、アルバムの大部分は4人のハーモニーだけで勝負したチューンである。実際、タイトル・トラックは彼らのストリート的なタフさを誇示するのではなく、実を結ぶことなく終わりそうな愛について語っているのだ。<p> ここに収められている曲のほとんどは、3つほどのテーマに行き着く――愛の幸せ、失恋、クラビングだ。そして、過ぎ去りし時代のこだまも聴こえてくる。(Rickey Wright, Amazon.com)
Street's Disciple
ナズには信じられないほどの才能があるが、ジェイ・Zやウータン・クランのようにダブル・アルバムを出すほどの重要性を見せているとは思えない。
それでも、『Street's Disciple』(邦題『ストリーツ・ディサイプル』)の大半は過去何年かの作品同様に印象的だ。エミネムやジガには申し訳ないが、依然として、人の心をつかむ洗練されたナズのリリックはヒップホップ界ナンバーワンで、このアルバムの多くの曲も熱い言葉で燃焼し、映画のように豊かなイメージをかき立てるフレーズやメタファーにあふれている。しかし、残念ながら、『Street's Disciple』は、特におもしろみに欠けた「The Makings of a Perfect Bitch」(邦題「ザ・メイキングス・オブ・ア・パーフェクト・ビッチ」)や「No One Else in the Room」(邦題「ノー・ワン・エルス・イン・ザ・ルーム」)のような古くさいクラブミュージックなどのせいで、必要な長さの倍もあるアルバムになってしまった。このダブル・アルバムのうち半分は実によくできているので、1枚のアルバムならよかったのにと思う。(Oliver Wang, Amazon.com)
Get Lifted [12 inch Analog]
カニエ・ウェストが書くアップテンポのクラシックなソウルの曲を考えたら、このプロデューサー/ラッパーが伝統志向のR&Bシンガーを最初のレーベル・プロジェクトに選ぶのも驚きではない。
レジェンドはフィラデルフィアのごった返した70年代にこだわったネオ・ソウルのシーンにまず登場し、ニューヨークへ向かって、スタジオでカニエ・ウェストの右腕となった。ウェストのポップな粋がレジェンドにも効果的に反映されている。多くのコンテンポラリーR&Bのレコードがシンガーの声とレベルが低い曲でも歌いこなす能力にかかっているが、レジェンドとウェストはきびきびとした「Number One」のように本物の曲を作っている。こちらは恋に夢中になったウェストが“俺の心は下半身とは関係なく動く”とはもはや信じていないとつぶやいている。次の曲、スヌープ・ドッグの愛の誓い以上に本気のようだ。そしてたとえメロディーが貧弱でも、ウェストは腹に響くようなベース・ラインを仕込んでいるために、ヒップホップの感覚で本アルバムはあまりにもレトロな郷愁へと流されていかずに済んでいる。 そうは言っても、レジェンドはプロデューサーの言うなりに歌っているだけではない。彼の声はすぐさま聞き分けられるわけではないし、アンソニー・ハミルトンのような苦悩も、ディアンジェロのようななめらかさもない。だが、抑制を効かせることへの天賦の才能は別格だ。ドラッグの暗喩としてのセックスを示したアルバム・タイトル曲は新鮮とは言い難いが、レジェンドは聞きやすくスムーズに歌えてはいるので、取り立てて問題はない。寝室へ誘うような曲調は使い古されている。このように遅れてやってきた感のあるアルバム、あとはこちらがどのような場面で聞くかにかかっている。(Keith Harris, Amazon.com)
Destiny Fulfilled
それぞれに充実した成果を上げたソロ活動を経て、約3年半ぶりにリリースされたオリジナル・アルバム。
第1弾シングルとなったド派手なダンス・チューン「Lose My Breath」を皮切りに、全編にわたりデスチャらしい華やかなヒップホップ・ソウルをブチかますか…と期待していたら、意外にも聴かせるタイプのヴォーカル・ナンバーが多くて、いい意味で裏切られた感じ。たとえば70年代のヴォーカル・グループ好きのソウル・クラシック・ファンにも、これは十分楽しめる1枚だと思う。オススメは、メルバ・ムーアの曲がサンプリングされた「Is She The Reason」と、ドラマティックスの曲がサンプリングされた「Girl」。ともに美メロを生かしたトラックと3人のヴォーカル・パフォーマンスが見事に溶けあった秀逸な仕上がりだ。(木村ユタカ)
Get Lifted
カニエ・ウェストが書くアップテンポのクラシックなソウルの曲を考えたら、このプロデューサー/ラッパーが伝統志向のR&Bシンガーを最初のレーベル・プロジェクトに選ぶのも驚きではない。
レジェンドはフィラデルフィアのごった返した70年代にこだわったネオ・ソウルのシーンにまず登場し、ニューヨークへ向かって、スタジオでカニエ・ウェストの右腕となった。ウェストのポップな粋がレジェンドにも効果的に反映されている。多くのコンテンポラリーR&Bのレコードがシンガーの声とレベルが低い曲でも歌いこなす能力にかかっているが、レジェンドとウェストはきびきびとした「Number One」のように本物の曲を作っている。こちらは恋に夢中になったウェストが“俺の心は下半身とは関係なく動く”とはもはや信じていないとつぶやいている。次の曲、スヌープ・ドッグの愛の誓い以上に本気のようだ。そしてたとえメロディーが貧弱でも、ウェストは腹に響くようなベース・ラインを仕込んでいるために、ヒップホップの感覚で本アルバムはあまりにもレトロな郷愁へと流されていかずに済んでいる。 そうは言っても、レジェンドはプロデューサーの言うなりに歌っているだけではない。彼の声はすぐさま聞き分けられるわけではないし、アンソニー・ハミルトンのような苦悩も、ディアンジェロのようななめらかさもない。だが、抑制を効かせることへの天賦の才能は別格だ。ドラッグの暗喩としてのセックスを示したアルバム・タイトル曲は新鮮とは言い難いが、レジェンドは聞きやすくスムーズに歌えてはいるので、取り立てて問題はない。寝室へ誘うような曲調は使い古されている。このように遅れてやってきた感のあるアルバム、あとはこちらがどのような場面で聞くかにかかっている。(Keith Harris, Amazon.com)
ジャギド・エッジの4作目のアルバムとなる本作は、90年代初期のサウンドの復興を告げることになるかもしれない。
当時、R&Bのコーラス・グループがヒップ・ホップに手を染めることはあまりなく、たとえばボーイズ II メンのアップ・テンポなヒット・チューンを聴けば分かるとおり、ラップをごくわずかに取り入れる程度だった。<p> 本作『Hard』は、そんな90年代初期のサウンドに近い。ジャギド・エッジの故郷アトランタが生んだひとりのヒーロー(つまり、「Car Show」にゲスト参加しているアウトキャストのビッグ・ボーイ)に戦略的なオマージュが捧げられたり、このところ人気再燃中のノリのいいダンスホール・ナンバーを意識したナンバー(メジャー・ダメージという絶妙な名前のアーティストをフィーチャーした「Girls Gone Wild」)が用意されていたりするとはいえ、アルバムの大部分は4人のハーモニーだけで勝負したチューンである。実際、タイトル・トラックは彼らのストリート的なタフさを誇示するのではなく、実を結ぶことなく終わりそうな愛について語っているのだ。<p> ここに収められている曲のほとんどは、3つほどのテーマに行き着く――愛の幸せ、失恋、クラビングだ。そして、過ぎ去りし時代のこだまも聴こえてくる。(Rickey Wright, Amazon.com)
Street's Disciple
ナズには信じられないほどの才能があるが、ジェイ・Zやウータン・クランのようにダブル・アルバムを出すほどの重要性を見せているとは思えない。
それでも、『Street's Disciple』(邦題『ストリーツ・ディサイプル』)の大半は過去何年かの作品同様に印象的だ。エミネムやジガには申し訳ないが、依然として、人の心をつかむ洗練されたナズのリリックはヒップホップ界ナンバーワンで、このアルバムの多くの曲も熱い言葉で燃焼し、映画のように豊かなイメージをかき立てるフレーズやメタファーにあふれている。しかし、残念ながら、『Street's Disciple』は、特におもしろみに欠けた「The Makings of a Perfect Bitch」(邦題「ザ・メイキングス・オブ・ア・パーフェクト・ビッチ」)や「No One Else in the Room」(邦題「ノー・ワン・エルス・イン・ザ・ルーム」)のような古くさいクラブミュージックなどのせいで、必要な長さの倍もあるアルバムになってしまった。このダブル・アルバムのうち半分は実によくできているので、1枚のアルバムならよかったのにと思う。(Oliver Wang, Amazon.com)
Get Lifted [12 inch Analog]
カニエ・ウェストが書くアップテンポのクラシックなソウルの曲を考えたら、このプロデューサー/ラッパーが伝統志向のR&Bシンガーを最初のレーベル・プロジェクトに選ぶのも驚きではない。
レジェンドはフィラデルフィアのごった返した70年代にこだわったネオ・ソウルのシーンにまず登場し、ニューヨークへ向かって、スタジオでカニエ・ウェストの右腕となった。ウェストのポップな粋がレジェンドにも効果的に反映されている。多くのコンテンポラリーR&Bのレコードがシンガーの声とレベルが低い曲でも歌いこなす能力にかかっているが、レジェンドとウェストはきびきびとした「Number One」のように本物の曲を作っている。こちらは恋に夢中になったウェストが“俺の心は下半身とは関係なく動く”とはもはや信じていないとつぶやいている。次の曲、スヌープ・ドッグの愛の誓い以上に本気のようだ。そしてたとえメロディーが貧弱でも、ウェストは腹に響くようなベース・ラインを仕込んでいるために、ヒップホップの感覚で本アルバムはあまりにもレトロな郷愁へと流されていかずに済んでいる。 そうは言っても、レジェンドはプロデューサーの言うなりに歌っているだけではない。彼の声はすぐさま聞き分けられるわけではないし、アンソニー・ハミルトンのような苦悩も、ディアンジェロのようななめらかさもない。だが、抑制を効かせることへの天賦の才能は別格だ。ドラッグの暗喩としてのセックスを示したアルバム・タイトル曲は新鮮とは言い難いが、レジェンドは聞きやすくスムーズに歌えてはいるので、取り立てて問題はない。寝室へ誘うような曲調は使い古されている。このように遅れてやってきた感のあるアルバム、あとはこちらがどのような場面で聞くかにかかっている。(Keith Harris, Amazon.com)
Destiny Fulfilled
それぞれに充実した成果を上げたソロ活動を経て、約3年半ぶりにリリースされたオリジナル・アルバム。
第1弾シングルとなったド派手なダンス・チューン「Lose My Breath」を皮切りに、全編にわたりデスチャらしい華やかなヒップホップ・ソウルをブチかますか…と期待していたら、意外にも聴かせるタイプのヴォーカル・ナンバーが多くて、いい意味で裏切られた感じ。たとえば70年代のヴォーカル・グループ好きのソウル・クラシック・ファンにも、これは十分楽しめる1枚だと思う。オススメは、メルバ・ムーアの曲がサンプリングされた「Is She The Reason」と、ドラマティックスの曲がサンプリングされた「Girl」。ともに美メロを生かしたトラックと3人のヴォーカル・パフォーマンスが見事に溶けあった秀逸な仕上がりだ。(木村ユタカ)
Get Lifted
カニエ・ウェストが書くアップテンポのクラシックなソウルの曲を考えたら、このプロデューサー/ラッパーが伝統志向のR&Bシンガーを最初のレーベル・プロジェクトに選ぶのも驚きではない。
レジェンドはフィラデルフィアのごった返した70年代にこだわったネオ・ソウルのシーンにまず登場し、ニューヨークへ向かって、スタジオでカニエ・ウェストの右腕となった。ウェストのポップな粋がレジェンドにも効果的に反映されている。多くのコンテンポラリーR&Bのレコードがシンガーの声とレベルが低い曲でも歌いこなす能力にかかっているが、レジェンドとウェストはきびきびとした「Number One」のように本物の曲を作っている。こちらは恋に夢中になったウェストが“俺の心は下半身とは関係なく動く”とはもはや信じていないとつぶやいている。次の曲、スヌープ・ドッグの愛の誓い以上に本気のようだ。そしてたとえメロディーが貧弱でも、ウェストは腹に響くようなベース・ラインを仕込んでいるために、ヒップホップの感覚で本アルバムはあまりにもレトロな郷愁へと流されていかずに済んでいる。 そうは言っても、レジェンドはプロデューサーの言うなりに歌っているだけではない。彼の声はすぐさま聞き分けられるわけではないし、アンソニー・ハミルトンのような苦悩も、ディアンジェロのようななめらかさもない。だが、抑制を効かせることへの天賦の才能は別格だ。ドラッグの暗喩としてのセックスを示したアルバム・タイトル曲は新鮮とは言い難いが、レジェンドは聞きやすくスムーズに歌えてはいるので、取り立てて問題はない。寝室へ誘うような曲調は使い古されている。このように遅れてやってきた感のあるアルバム、あとはこちらがどのような場面で聞くかにかかっている。(Keith Harris, Amazon.com)
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