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Sony Mid-Price
Top Gun Soundtrack The Stranger Live at the Old Waldorf Lean on Me-Best of Bill Withers Turnstiles
London Calling Private Eyes Caravanserai The Miseducation of Lauryn Hill Life Is Peachy

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Piano Man 52nd Street The Score Amigos 天の守護神

Sony Mid-Price の作品をテキストで紹介

The Stranger
   1977年に発表された本作は、ビリー・ジョエルという70~80年代のアメリカを象徴するシンガー・ソングライターの魅力を端的に伝える代表作。
ニューヨークを舞台にした現代人の孤独をソフィスティケイトされたメロディと映像的なリリックで表現し尽くした傑作だ。    この作品の成功は、プロデューサーであるフィル・ラモーンによるところが大きい。それまでのビリー・ジョエルといえば、「ピアノ・マン」に代表されるように「詩的でフォーキーなソングライター」というイメージが強かったのだが、本作では力強いバンド・サウンドを導入することで音楽のスケールを大きく広げるとともに、表現における自由度を飛躍的にアップさせている。そして、多様な音楽的アイデアを提案することで、彼の才能を最大限に引き出したのが、この作品以降も共同作業を続けることになるフィル・ラモーンだった、というわけだ。フォーク、カントリーといったアメリカン・ミュージックのルーツを洗練されたサウンドのなかで再現することで、新しいポップスのフォームを生みだしたという点でも、きわめて重要な作品。<1><2><3>など、彼のキャリアを代表する名曲も数多く収録されている。(森 朋之)


Top Gun Soundtrack
   『トップ・ガン』は間違いなく80年代を代表する作品のひとつだ。
この作品でトム・クルーズはスーパースターの仲間入りを果たし、監督のトニー・スコット(ほかに1994年『トゥルー・ロマンス』、1998年『エネミー・オブ・アメリカ』)の出世作でもある。製作のドン・シンプソン&ジェリー・ブラッカイマーはこの作品で、点と点を結ぶようなストーリー展開、MTV風の映像、切れ目ないアクションというシネコン向きヒット映画のノウハウを確立した。    さらに特筆すべきは、オムニバス形式のポップス・サントラもこの作品が火付け役だった点。『スター・ウォーズ』(1977)以前の10年間はサイモン&ガーファンクルの『卒業』(1967)が歌モノ・サントラのお手本だったが、『トップ・ガン』以降は、数多くのサントラが競ってヒットソングを入れるようになった。このサントラからもベルリンの大ヒット「Take My Breath Away」(邦題:「愛は吐息のように」)、ケニー・ロギンスの「Danger Zone」の2枚のシングルヒットが生まれた。どちらも『ミッドナイト・エクスプレス』(1978)のスコアとブロンディの「Call Me」(1980年のアルバム『American Gigolo』に収録)を作曲したジョルジオ・モロダーの手によるもの。    その他の曲はいずれも明るいトーンの元気なアメリカン・AOR風ポップ・ロックで、チープ・トリック、ラバーボーイといった当時のビッグネームがめじろ押し。締めくくりはハロルド・フォルターメイヤーによるシンセ・インスト「Top Gun Anthem」。彼はシンプソン&ブラッカイマーのヒット作『ビバリー・ヒルズ・コップ』(1984)の挿入歌「The Heat Is On」の作者でもある。まさに歴史に残るサントラと言えるだろう。(Gary S. Dalkin, Amazon.co.uk)


Lean on Me-Best of Bill Withers
   ビル・ウィザーズはこれまでに『Greatest Hits』、94年に『Lean on Me』というタイトルのベストを出しているが、今回登場の『Lean on Me』も前述の2枚と内容はかなりダブっている。
70年代のソウル・ポップ・ヒット「Lean on Me」「Ain't No Sunshine」「Lovely Day」「Use Me」などがそうだ。古い方の『Lean on Me』同様、今作もリマスターした18曲を収録、うち13曲が94年発売のものと重なっている。とはいえお金を払って聴く価値のある曲ばかりだ。ウィザーズは1971年~85年の間にSussexレーベルとColumbiaに計10枚のアルバムを残し、3曲のトップ10ヒットを放っていさぎよく引退した。彼の暖かい歌声と気の利いた歌詞はいつ聴いても新鮮で、今でもたびたび特集されるほどだ。新しい世代のソウル・ファンをも取り込む最高のアンソロジー。(Steven Stolder, Amazon.com)


The Miseducation of Lauryn Hill
ファギーズの独特の歌声を持つヴォーカルによるソロアルバム第一弾は、あまりに多い昨今の見せかけだけのヒップ・ホッパー達のディスクを吹き飛ばすものがある。
アグレッシヴなドラムスとゴスペルなコーラスのTo Zionは、ワイドスクリーンな気風をもち、1998年のポップ・ミュージックに見られたような叙事詩を感じさせる。本当に。アレサの70年代初頭のSpirit in the DarkやYoung, Gifted and Blackを思い出させるものもある。ローリン・ヒルのThe Miseducation は、エリカ・バドゥの90年代末のバドゥイズムの軌跡を継ぐものと言える。ウィクリフ・ジーンのCarnivalより、もっとパーソナルでより政治色が薄い。The Miseducationで彼女は個人的なこと(特に子供の誕生)や、現在過去にわたる社会的な関係をまんべんなく綴る。音楽は表面上は、たいてい極めて穏やかだが、濃い。「Everything you drop is so tired(あんた達がもたらすものは、みんな本当に退屈)」と彼女はSuperstarの中でアーティスティックにデッド・エンドなラッパー達を非難するが、もしも彼女このヴィジョンと、時折見せるエクセントリシティと地に足のついた才能とをもっと多くのアーティスト達が共有できれば、彼女も文句を言わずに済むのにと思う。


Caravanserai
   サンタナが1972年に発表した異色作にして傑作。
感情のありったけを込めたカルロス・サンタナのギター、煽情的なパーカッションはそのままに、トータル・コンセプトに基づいたドラマチックかつプログレッシヴな展開が素晴らしい。ジャケットの砂丘を思わせるスケールの大きなアンビエント感のあるサウンドからラテン・ロック全開のフィナーレまで息をもつかせないスリリングな展開。アルバムの大半がインストゥルメンタルで、ヴォーカル・パートが抑えめなので、サンタナの情熱のギターをたっぷり味わうことができるのもうれしい。(山崎智之)


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